ある時、人づてにどうしてもと頼まれてある大学祭の出店についてお手伝いをしたことがあります。
サークルの出し物で占いをしたいので、アドバイスが欲しいということでした。
あれこれと仕事の合間を縫って指導はしましたが、やる気があるのかないのかいまいち手ごたえのない様子。
「まあ最近の学生はこんなものか」と半ば諦めておりました。
しばらくして。
その学生さん達が仕事場へやってこられました。
「なんだ、わざわざお礼に来るなんて捨てたモンじゃなかったな♪」とウキウキして出迎えると。
「言いにくいんですが、あまり思ったようには人が来なくて…」
あらあら残念。でもお祭りだししょうがないですね。
「それで、赤字が出たんですけど…」
まあ人がこなけりゃそうなりますね。
「私達では払えないので、人が来なかった責任をとって払ってもらいたいんですけど」
は?
スイマセン 誰の責任ですと?
あんぐりあいた口がふさがりませんでした。
上の者と話してもらうようにしましたが、案の定「何バカなこと言ってんだか」と一蹴されてすごすごと帰っていったようです。
二度とくんな。