よく当たる?占い師のウラ話本当にあった依頼>依頼


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まさに右往左往

 お客様を覚える、というのにもいくつかパターンがありますが、一つは何度もこられて常連になられること、一つは挙動不審だったりあれやこれやと文句をつけてきたりというあまり好ましくないタイプ。

 そしてもう一つは後からあれこれ聞いてくるタイプ。実はこれが一番やっかいだったりします。


 家庭のことを占いにこられたその方。鑑定を終えて帰られましたが数日後に私宛で「緊急」ということで電話がかかってきました。


Jack2号「どうされましたか?」
相手「先生!大変なんです!昨日転んでケガをしました!



Jack2号「………………は?



相手「私が占いにいったからバチが当たったんでしょうか!どうしたらいいですか!」

Jack2号「……………ケガはたいしたことなかったんですか?」

相手「それは大丈夫だったんですけど!占いはまずかったですか!?」

Jack2号「いえ…関係ないと思いますけど。ケガ大事にされて下さいね」

相手「先生がそういうなら大丈夫ってことですか!?」

Jack2号「大丈夫です」

 電話を切ってから頭を抱えたのは言うまでもありません。


 さらに数日後。
 また緊急ということで電話が。



相手「先生!洗濯物が落ちてたんです!」




Jack2号「………………は?




相手「いままで落ちたことなかったのに!これも占いのせいですか!?」


Jack2号「風が強かったとかそういうんじゃないですか…?」

相手「それでも今まで落ちたことなんてなかったんですよ!?」


Jack2号「……物干し台でも老朽化してるんじゃないですかねぇ…。すいませんが、仕事が入っておりますので」


 一方的に切りました。



 何日か経過して。
 また緊急ということで(ry


相手「先生!コンタクトレンズを落としてしまいました!これも…」




 知るか。




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