只今絶賛発売中のBeth3号の巻末にて。
「春、それは変わったお客様の増える時期…。」と書かせていただきました。
今回はこのお話でひとつ。
相談者は痩せて背が高く、少し神経質そうな感じの男性でした。
さて何を希望されているのかなと思いつつ話を聞こうとすると。
「テレビがうるさいんですよ!」
「は?」
「あれしろこれしろで、気が休まりません!!!!」
「は?」
口からツバを飛ばしつつ、さかんにテレビがテレビがと繰り返すこのお方。
一人で一方的にテンションが上がるらしくて、こちらの話を聞いちゃいません。
「テレビがね!私にあれをしろ、これをしろって命令してくるんですよ!」
「…何かの番組ですか?」
「違う!テレビが私に命令するんだ!」
「………」
「どこのチャンネルに変えても、『お前を見ているぞ』とか、『■■銀行に金を振り込め』とか命令してくるんだ!
どういうことなんだ!」
あーこれはまたやばい方々の例ですねぇ…。
とりあえず、「テレビを見ないようにされてはいかかでしょうか」と提案してみました。
「そんなことしたらいつ命令が来るかわからない!
だからテレビはつけてないといけない!」
命令されたいのかされたくないのか、どっちなんだよお前はよ。
その後一方的にまくし立てて、満足して帰られました。
何しにきたんだおめーは。