若い女性が深刻な顔で相談にこられました。
「3ヶ月前ある占い師に、「あなたは半年後に死ぬ」と言われました。
助けてください」
事情はこうでした。
同僚どうしで酒も入って盛り上がり、帰宅途中にふと、占いをしてみようとあるお店に寄ったとのこと。
それぞれ占ってもらって最後に彼女が占ってもらったそうなのですが、その占い師に「半年後に病気で死ぬ」と言われたとのこと。
その時は酒が入っていたこともあり、ムッとしてお金を支払って出てきたそうです。
ところが、酔いもさめた翌朝から気になって仕方がなく、あちらこちらの病院にかかってもまったく異常はないということで、どうしたらいいものか悩んでいるということでした。
そこでその店に行ってみたところなんと閉店しており、困りに困ってやってこられたそうです。
一応先に占ってみたのですが、特に問題はないと出ます。それでも納得いかないご様子。
Jack2号「お医者さんは異常なしと言われたんですね?」
女性「はい。それどころか占いの話をしても笑って信じてくれないんです!」
占いの結果を頭から信じる医者の方が怖いです。
Jack2号「あちらこちらの病院にかかられたんですよね?」
女性「総合病院から個人病院、いろいろなところにいって異常なしと言われたので困ってるんです!」
普通と違う困り方をする人だな。
Jack2号「でも、病気を見る専門のお医者さんが大丈夫だと言われたのですから、その占いが外れたということで良いのではありませんか?」
女性「でも当たってたらどうするんですか!?」
誰か助けて。
結局話は平行線のまま、これからも医者にかかるということで、その女性は帰って行きました。
そして3ヶ月が経過し、その方から「特に何もなかった」というご報告の電話をいただきました。
女性「やっぱり占いって当たらないものなんですね!」
Jack2号「(そんな断言されても…)まあ、そういうのもありますね…」
女性「あっでも、Jack2号先生の占いは結果的には当たってたということだから、外れるというばかりでもないですよね?こういう場合どう考えたらいいんですか!?」
Jack2号「………………当たるも八卦当たらぬも八卦でいいんじゃないでしょうか…」
女性「そうですね!さすが良いことおっしゃいますね!お医者様もそんなこと言ってました!」
それさぁ、半年前の時点で気づこうよ。