これは…思わず、ああ春だなぁと感じた出来事です。
投稿のお話の方で「その相手は誰だ」というものがあったのですが、似たようなことをつい先日私も経験しました。
その方は見た目中学生のようで、恋愛に関することを占いにこられたようで、記入された紙を見ると「恋のライバルについて占って欲しい」というものでした。
…あれ?
紙を見ていって首をかしげる私。
相談者の名前欄が男性名です(目の前の子はどう見ても女の子)。占いたい相手の性別も男性です。
書き間違えたのでしょうか?
私は尋ねました。
「すみません、正しいお名前を書いていただかなければ、占いに差し支えるのですけども…」
すると相手ムッとしたような顔をして
「俺は生まれた時からこの名前だ。それよりさっさと××とのこと占ってくれ」
…………(怒)。まあ、100歩譲って、女の子が「俺」というのはいいにしても、明らかに名前違うだろって感じなんですが。
しかしこっちも商売。あまりえり好みしていると生活していけません。
気を取り直して占いの結果を口にしつついろいろ世間話をするのですが、何故か話がかみ合いません。
私「相手はモテる方のようですね」
相手「俺の××だからな」
私「周囲のご友人はどうですか?」
相手「俺達のことをうらやましがってるな」
ハァそうですか…。別にどうでもいいですが。
私「2人はどういうきっかけで知り合ったんですか?」
相手「部活だ。テニス部所属なんだ。××はレギュラーだ。レギュラーの座は厳しくてな」
…アレ?
そういえばこの名前、こないだ法事で会った親戚の●●ちゃんが、面白いだのキャラがかっこいいだのいって私に無理やり何回か見せたどっかの某アニメに出てくるような人達にそっくりなような気が…。
余計なことに気づいてしまった私。
「まったく、××は最近△△のことばかり気にして。
俺とは生まれたときから
運命の絆で…」
もう私は顔には出さないものの全身鳥肌立ちまくりです。
さくっと占いの結果をまとめて相手に伝え、お帰りいただきましたが、気が動転していたらしく何を話したかさえ覚えておりませんでした。
頼むからそういうマンガの中の人でやってくるのはやめて下さい…。
しかし困ったのは、これだけ怖い体験をしたと話しても信じてもらえないことでしょうか。
春になるといろいろな人が来ます…。