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明日になれば

 ある、若いお嬢さんがやってこられた時のことです。
 なんでも、明日は受験した学校の合格発表の日なのだけれども、どうしても気になって仕方がない、できれば明日の様子がどうなっているか鑑定してもらいたいというものでした。
 要するにそれは合格しているか落ちているかを聞きたいということではないかと思ったのですが、その方が頑なに「とにかく明日の運勢がどうなっているかを知りたい」と言われますので、明日の運勢を占うことにしました。


 すると「大きな変化はなし」と出ます。

 喜んでいる、落ち込んでいるなどそういったこともなく、本当に、「何もなし」なのです。(金運健康運その他もお伝えしましたが、聞いておられないようでした)
 お嬢さんは非常にお腹立ちでしたが、「合格か不合格か」を聞かれたのではなく、「明日の運勢」ということでしたので、ご料金をお支払いになり、お帰りになりました。
(ちなみに「こんないい加減な鑑定最低!!」という捨て台詞があったことも付け加えておきます)

 そして翌日。
 合格発表のことを思い出したJack2号、どうなったかなと思っておりました。
 たまたま子供さんが受験生だと言う従業員の人にこの話をしたところ。

「え?その学校の合格発表って明日ですけど・・・」

 

 合格発表日程を思い切り間違えていたあのお嬢さんは今頃どうされているのでしょうか。



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