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占いのこと

●こういう利用のしかたもある

 占い師というと、将来のこと、恋愛のことを占うものだというイメージがありますが、占い師は人の話を聞く商売でもあります。
 家庭のことや嫁姑の悩み、勉強のこと、人間関係など実に様々な相談が持ち込まれます。占いを希望しているのではなく話を聞いてもらいたがっている人も沢山います。
 昔ならサザエさんのように三世代の家族が一つの家に暮らしていることも珍しくありませんでしたから、いろいろな相談を家族で出来たのでしょう。近所づきあいもありましたから、そういった意味では良いアドバイザーは本当に沢山いたわけです。
 それが今では占い師のような、赤の他人にしか相談できなくなってしまった人が大勢いるわけです。(もちろん、家族だから話せないということもあるでしょう)

 さて話が脱線しましたが、もし何か困ったことがあってちょっとだけお財布に余裕があるのなら、占い師に思い切って相談してみるのもいいかも知れません。話すだけでも大分楽になりますし、Jack2号が知っているだけでも数人、本当にカウンセラーになれるんじゃないかってくらい素晴らしい、聞き上手の占い師さんがいます。
 案外他人の方が、状況を客観的に見られる分解決策を見つけやすいかもしれません。


●占いに絶対はない

 当たるも八卦当たらぬも八卦というように、占いも外れることはあります。むしろ100%その人のことを当てるのは難しいと言えるでしょう。それに体調が万全でない時もありますから、やはり完璧とは言いがたいものがあります。

 占い師として言い訳をするわけではありませんが、納得できない場合は他の占い師に占ってもらって構わないのです。下の占い依存症で書いた事と矛盾しますが、占い師にも得手不得手がありますので、得意でない分野を何度も占い依頼されても困ってしまうのです。
 もしもあなたが失敗しない占い師選びをしたいと思っているのなら、まずはインターネットで検索したり、電話をして自分がお願いしようとしている占いは得意であるかどうか、確認されるといいでしょう。
 ろくに話もきかないうちから引き受けようとしたり、電話の応対がよくないところは要注意です。
 きちんとした占い師は料金体系をサイトに掲載したり自分で作成していますので、それを目安に選ぶのもいいでしょう。

 せっかくお金を払うのなら、依頼される方も占い師もいい気分でこなしたいものです。


●占い依存症

 テレビの占いコーナーの時間帯が、各局でかぶらないようにしているのは、この占いが終われば次の局に移動という占いジプシーの人達を逃さないように、確実に視聴率をゲットするためだそうです。
 つまりその時間帯の占いを見ている人はほとんどの局の占いをハシゴして、その日の運勢を占っているということになります。
 個々の好みもあるでしょうし、総合的に判断するという点においては、それもアリかなと思うのですが、自分の運勢が悪かったから別の局で確認するという方は、占い依存症になる傾向があります。

 Jack2号のお客様にもそういう方がおられます。数日とあけずに訪れては同じことについて占っていかれる方です。
確かに占い師としては常連客がいた方が定期的な収入につながりますから、こういうお客様は願ってもないでしょう。
 でも占いをするということから考えるに、何でもかんでも占いに頼るのはあまりにも危険ですし、1人の人間として独立できないのではないかと思います。
 そのお客様にもJack2号は何度か「そんなに短期間で占っても結果は変わりませんよ」と申し上げたのですが、「それでも明日には変わっているかも知れないから」とおっしゃいます。
 それも一理あるかもしれません。運命は刻々と変わっていくのですから。
 しかしやはり私は、もっと長い目で将来を見据えて欲しいと思うのです。


●こんな占い師はインチキ臭い

 テレビに何度も出ているような有名な占い師ならともかく、巷の占い師さんに占いを依頼しても、それが万を超えることは殆どありません。相場はあってないような業界ですが、それでも「それなりの料金相場」というものはあります。
 お客様の中にも、「あといくら出せばもっと詳しく占ってあげると言われた」等知らせて下さる方がいますが、元来占いというものはお金を出せばどうこうというものでもなく、どういう占い方をしようとも同じことについて占う限りは同じ答えが出るものです。
 
 また、占いの項目が多すぎる占い師も怪しいものです。星占いから血液型、姓名、手相、夢、その他もろもろ、1人の占い師がそれだけ幅広く項目を挙げているとしたらちょっとおかしいといえます。病院を思い浮かべてもらえると分かると思いますが、総合病院では多くの医師が働いており、個人病院では医師は1人か、まあ応援がいて数人程度です。
 つまり、きちんとした占い師であるほど、項目は多くなく、より深くその道を究めているといえるでしょう。


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