入ってきた時から周囲を威圧するというか不思議な空気に陥れる人、そういう人は実在します。
おめぇは100年時間がずれてんのかYO!といいたくなるような、縦ロールの髪の毛(しかも金髪)にフリフリのドレス、テディベアを小脇に抱えた、自称17歳(実際は2倍近い歳)のおぢゃう様がやってこられました。
「姫はぁ〜恋愛運を占って欲しいんですのよ〜」
「このサフランたん(テディベアをさす模様)が言うには〜、王子様も〜姫を探してるんですよ〜ぅ」
「えっとぉ〜付き合いたいって言う人は沢山いるんですけど〜、王子様を待ってるんですよ〜ぅ」
付き合いたいじゃなくてどつきあいたいじゃないのか。
よ〜ぅよ〜ぅってお前は、YO!気なあやまラッパー「ですよ。」かYO!
いろいろ突っ込みたいところを我慢しつつ笑顔で占い開始。
こういう時、反論を許されない立場というのは結構つらいものです。
もちろん姫だかおめでたい人だか知りませんが、恋愛の結果はごくごく平凡なもの。
婚期が非常に遅いということに関しては納得でしたが、それをなんとか遠まわしに伝えましたところ、姫、ご不満のご様子。
「えっとぉ〜姫はぁ〜、前世でも姫だからぁ〜もうすぐ王子様との結婚があるはずなんですよ〜ぅ」
知らんがな。
「前世では〜▲×星の戦争で〜ぇ、二人は離れ離れになってしまって〜ぇ………」
「姫は〜まだ17歳だから〜、自分では王子様を探せないんですよ〜ぅ」
話しながらテディベアを動かして「きゃっ」とか「ふふっ」とか言うのはいいんですが、気持ち悪いからこちらをチラチラ見ないで下さい。
私には貞子にしか見えません。
ようやくお帰りいただきましたが、30分が1年くらいに感じたのは初めてでした。
ちなみに受付でも「姫は〜お金を持ち歩かないから〜」とカードを出されたそうですが、利用停止になっていたそうです。
あんた、何やったんだ…。