よく当たる?占い師のウラ話本当にあった依頼>依頼


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それは恐喝といいます

 下手に脅しをかけるとろくな事にならない、というお話。

 事件はこの1通のメールから始まりました。
 「あなたの占い全然当たらないです!
 あなたのせいで困ってます!
 社会人なら責任取ってください!

 被害を受けたのでいしゃりょう請求します!

 100万円払って下さい!
 払わなかったら占いが当たらないって言いふらします!

 内容自体稚拙ですし、そのメールアドレスで検索かけると相談者は未成年
 ですが、内容が内容であるのと、1週間で数通届いただけに、事務と相談、一応警察に届け出ることに。
 
 被害届を受け付けてもらってそれも忘れかけていた数日後。
 今度は電話です。
 「すみませーん、そちらのー、Jack2号という人に占ってもらったんですけどー、占いが外れたせいでスッゴイ大変なことになったんでー、迷惑料としてお金払ってもらいたいんですけどー。警察にも相談してますんでー」

 こういったトラブルに慣れっこの受付の方、平然として録音開始。流石に相手も連絡先は言いませんでしたが、数分間のやり取りを警察に持って行ってもらったところ、2度目というので本格的に捜査開始
 先日のメールから個人特定となり、電話の主は警察に呼び出されて話を聞くことに。
 こちらも悪質だというので容赦はせず、それなりの処分と相成りました。

 占いが当たらないという腹立たしい気持ちはごもっともです。
 しかし、その抗議の方法を間違えないで下さい。
 また、占い師だって外そうと思ってわざとやっているわけではありません。
 
 外れたからといって金を請求するな。


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