よく当たる?占い師のウラ話本当にあった依頼>依頼


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あきらめません、勝つまでは

 毎年のことなのですが、大体夏の終わりから秋ごろになると、恋愛の相談がどっと増えます。
 人恋しくなる時期なのかも知れませんね。
 これはそんな、叙情あふれる気分を台無しにしてくれた話です。

 相談者、30代女性。
 「復縁したいのだけど、相手がハッキリしないので占って下さい」というのがご依頼内容でした。
 最初は特に不審に思わず占い開始。
 
 「ちょっとした喧嘩が元で別れてしまったので…」
 「私が意地を張らなければ…

 そうですか、とか相槌を打ちつつ。

 「あの人だって復縁したいと思ってるはずなんです」

 …は?
 今なんとおっしゃいました?

 「私にあてつけるみたいに別の人と付き合ってるんですよ」
 「何度も「やり直してあげるから」って言ったんですけど「もういい」って意地張っちゃって

 …え?

 「雑誌に、昔の写真を送って彼宛のメッセージを載せてもらったんで、それを彼に教えてあげたら恥ずかしがって怒っちゃって

 ………………………。

 「素直になれないのはわかるんですけど、せっかく私が折れてあげているのに、どうやったらあの人も素直になってくれると思います?」

 …………そういうのは「お互い合意の復縁祈願」ではないのでは?

 世の中に、「ストーカー」という言葉が浸透する、ちょっと前のお話です。



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